日本科学未来館 常設展示「未読の宇宙」/ 2025 –

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撮影:神宮巨樹    
                                                                  
日本科学未来館 常設展示「未読の宇宙」は、研究者たちが巨大な観測・実験装置を通じて、いかにして宇宙を読み解こうとしているのかを体感する展示。構成の軸となるのは、目には見えない波長を含む光による宇宙観測、ニュートリノ観測、重力波観測、粒子加速器実験という4つの観測・実験アプローチ。会場では、実際の観測・実験データに基づいた迫力の映像に加え、ビデオ通話という演出を通じて研究者のナビゲートのもと観測や実験を疑似体験できる装置、AIとの対話コンテンツなどを通して、宇宙の真理を追い求める人間の飽くなき探究の営みに触れる空間となっている。

本展示において、導入部と終盤の壁面におけるビジュアルの編集とコピーを執筆。あわせて、各展示物に付随するガイドテキストの執筆を担当した。宇宙を読み解く営みとしての科学は「we(人類に共有された知の営み)」である一方、その根底には必ず「I(宇宙を見つめるひとつの眼差し、ひとりの人間の問い)」が存在する。WeとI、そのあいだを往復する運動を編み上げるイメージを持ちながら、導入部には宮沢賢治による一篇の詩と、展示内容を包含するように執筆したコピーを配置。また、その内容に応答する塩川いづみ氏によるドローイングが壁面を彩る。詩とコピーは、池松壮亮氏と甲田益也子氏による朗読音声としても会場に響き、展示空間にもうひとつの層を与えている。

日本科学未来館 常設展示「未読の宇宙」
会場:日本科学未来館 5階
会期:2025年4月23日(水)〜

総合監修
梶田隆章(東京大学卓越教授/宇宙線研究所)

監修
石原安野(千葉大学ハドロン宇宙国際研究センター 教授)
田中雅臣(東北大学大学院理学研究科 教授)
中山浩幸(高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所 准教授)

機関協力
東京大学宇宙線研究所(神岡宇宙素粒子研究施設・重力波観測研究施設)
高エネルギー加速器研究機構
千葉大学ハドロン宇宙国際研究センター

企画・制作
日本科学未来館

基本設計・実施設計・制作施工
株式会社トータルメディア開発研究所

[展示全体デザイン・ディレクション]
島村昌志、野々顕、吉川紳(株式会社トータルメディア開発研究所)

[空間設計]
小林恵吾、野村健太郎(NoRA)

[カーテンデザイン]
佐藤未季(Talking about Curtains)

[編集・執筆]
水島七恵(mninm)

[グラフィックデザイン]
山田悠太朗

[題字・イラストレーション]
塩川いづみ

[朗読]
池松壮亮、甲田益也子

[マルチメッセンジャー・ビジョン 映像音響制作]
平川紀道、古舘健、濱哲史、白木良、小西小多郎

[テクニカルディレクション]
anno lab 田中喜作

[体験装置・科学者映像]
田中喜作、堀尾寛太(株式会社ポノール・エクスペリメンツ)、新美太基、古舘健(株式会社イマーシブ)、柴田一秀、山田隆介(Ryusuke Yamada Design)

[AIと語る宇宙 システム開発・デザイン]
株式会社Qosmo
徳井直生、中嶋亮介、伊勢尚生、手塚美紀、ボグダン・テレアガ、田崎晴真、青柳桃子

[科学リサーチ]
小熊みどり
[翻訳]
張穎、株式会社サイマル・インターナショナル

展示協力
有限会社ラド
浜松ホトニクス株式会社
TOKYO CORK PROJECT
torch press