JAXA’s vol.82 / 2020

STORIES IN NATURE AND SCIENCE AND TECHNOLOGY

昨年、日本初の人工衛星「おおすみ」が
鹿児島で打ち上げられてから50年を迎えました。
自動車が誕生して約250年。鉄道は約200年。飛行機は約100年。
乗り物という観点で捉えてみると、
宇宙の乗り物であるロケットは、まだまだその歴史が浅いことに驚かされます。

そんななか編んだJAXA’s 82号は、日本の宇宙開発の50年の歩みを振り返る号に。
巻頭対談では、国立科学博物館の林良博館長と、
山川宏JAXA理事長との対談を敢行。
自然と科学技術の視座が交差する場所を探りました。
全長1メートルの「おおすみ」の造形がまた味わい深いのです。
今の天気予報があるのも、生活のための通信速度を維持できるのも、
すべてはこの「おおすみ」から。
いつだって私たちは歴史のコンテキストから逃れられないし、
歴史を知ることで、今や未来の見かたが変わり、
思いがけないヒントをもらうことがあると思います。

「科学はどこまでも厳密に科学的ではなければならない」と、林館長は言いました。
と同時に「その科学にも人の物語は宿っている」と林館長が続けるように、
私自身、今年もこのJAXA ‘sを通じて科学の論理と人の情緒をつないでいけたいと思います。

発行責任者:鈴木明子(JAXA広報部長)
編集ディレクション:水島七恵
編集:平林理奈(D-LAND)
写真:花田梢
地球への手紙、コラム執筆 : 寺尾紗穂(ピアノ弾き語り、文筆家)
執筆:水島七恵、宮本裕人、平林理奈、菅原淳子
アートディレクション・デザイン:groovisions
プロジェクトマネジメント:戸高良彦、栗原淳(マガジンハウス)